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講演概要

 

重信秀治 准教授

基礎生物学研究所

生物情報解析センター

Bioinformatics for Everyone

  バイオインフォマティクスやゲノム科学について、先生のご専門である共生ゲノム学や昆虫ゲノム学を通して解説していただきます。さらにバイオインフォマティクスを扱ったことのない人が、その技術を身につける方法や学習すべきことについて、ご自身の経験を踏まえて教示していただきます。

菊池潔 准教授

東京大学

農学生命科学研究科

 

ゲノム情報の整備と活用による新しい性決定遺伝子の同定

 代表的な水産資源であるトラフグのゲノムは2002年に概要が公開されました。菊池先生はバイオインフォマティクスを専門としていませんでしたが、苦労と努力の末ゲノム情報の精度を上げ、目的とする性決定遺伝子を同定する事に成功しました。さらに、この遺伝子は性決定遺伝子の起源を解明する手がかりになるかも知れないという話をして頂きます。

渡辺賢二 准教授

静岡県立大学

薬学部

ゲノム情報を使って新規生理活性物質を見つけたよ

 次世代シーケンサーを用いた遺伝子解析技術の革新的進歩によって、これまでに多くの医薬品を輩出してきた微生物において、不活性化状態にある新たな天然物生合成遺伝子の存在が明らかになりました。先生はこのような遺伝子を活用することで新規化合物の創製に成功しています。この講演では、「次世代の天然物獲得法」と目される、ゲノム情報を利用した新規天然物の発見と創製について解説していただきます。

武藤裕紀 氏

中外製薬

研究本部

大規模オミクスデータを活用した創薬研究

 近年、測定技術の発達に伴う大規模なオミクス研究によって、多様かつ大量のデータの蓄積が進んでいます。このようなデータを活用する上で、莫大な情報が有機的に統合されており、統一されたインターフェースでの閲覧が可能なデータベースは有用です。本講演では、貴社で構築されたデータベース(CACTEL; Chugai ACumulative Tumor EncycLopedia)の概要および、CACTELを活用した研究事例について紹介していただきます。

学生発表

名古屋大学大学院生命農学研究科

生物材料物理学研究分野

D3 平出 秀人さん

「巨大な樹木を支える仕組みと遺伝子」

 

生物機能開発利用研究センター

植物分子育種分野

D2 矢野 憲司さん

「動くことのできない植物の生き抜く知恵〜シダ植物の知られざるコミュニケーション能力〜」

 

名古屋大学医学部医学科

神経遺伝情報学

B4 西脇 寛さん

「ジャマイカ人アスリート、なぜ速い!?」

名古屋大学大学院生命農学研究科

植物分子生理学研究分野

研究員 上坂 一馬さん

「インフォマ使って3年目」

パネルディスカッション

 招待講演者4人と学生パネリスト4人が、いろいろなテーマについて議論しあうという企画です。バイオインフォマティクスを用いた研究に関する内容はもちろん、それ以外の学問領域の研究に関する内容、さらには将来に関すること、生活に関することなど多種多様なテーマについて議論を繰り広げられると良いと思っています。議論するテーマは、なんと参加者の皆さんから応募いたします。こんなことを議論してほしいと思うことがある方は、ぜひともテーマを提案してください。参加登録フォームで提案が可能です。


 当日のパネルディスカッションは、基本的には招待講演者と学生パネリストに議論をして貰うということですが、展開される議論の内容について、「自分はこう思うのだけど・・・」であるとか「自分はそうは思わない!」などの考えが浮かんだ方がいれば、客席からでもどんどん積極的に発言して、自分の意見をぶつけてください。みんなで実りのあるパネルディスカッションにしましょう!!

 

《ディスカッションテーマの例》

   『バイオインフォマティクスを自分の研究にどう活用することができるか?』

   『バイオインフォマティクスと進化生物学をどう結びつけることができるか?』

   『10年後の研究手法としてのバイオインフォマティクス』

   『博士号をとる意義について』

   『博士課程で培いたい能力』

 

       初心者の方にも参加して頂きやすい素朴な内容でもOK。

 

 

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